◆仕様
大剣幅 : 8cm
表 地 : テトロン64% / レーヨン34% / ポリウレタン2%
裏 地 : コットン
2本目です。
このタイはなかなかの難産でした。。。1本目がわりとすんなりできたので、ちょっと舐めてたみたいです。
- 裏地縫い付けたところで大剣側が短いことに気づく → 解いて大剣を裁断し直し
- 裏地縫い付けたところで表裏が逆なことに気づく → 解いて縫い直し
- 芯をくるんで縫っていくが、3分の2ほど縫ったところで糸が絡む → 最初から縫い直し
と、何度も縫い直すこと、これもどうにかこうにか形になりました。
芯をくるんで大剣側から小剣側に向かって綴じていくわけですが、これは柔軟性の観点から糸継ぎなしで縫わなければなりません。
手縫い時の糸の長さは腕の長さくらい(60cm程度)が適切と言われますが、ネクタイの長さは140~150cm程度。糸が長いとよれやすいみたいで、あまり気にせず縫っていくと十中八九、糸がつまります。なので、ひと針ひと針、わりと気を使います。。。
着け心地についてですが、ディンプルもちゃんとできるので悪くない感じです。
今回は芯地を厚手のものにしたので、スーツにも負けません。
が、ちょっと表地が厚すぎました。重い。。。生地が厚い場合は芯を薄くしたほうがよさそうですね。
さて、このタイは見た目はいい感じなのですが、問題がないわけではありません。
一番ドキっとしたのが、タイをはずすとき小剣側の方からブチブチブチッと嫌な音が。
どうも中綴じの糸が短く、たるみ糸が十分にとれなかったことが原因みたいです。縦方向への伸びにしっかり対応できなかった模様。
タイの構造上、どうしても縦方向に力が加わるので、中綴じには遊びを作る必要があります。
それがたるみ糸です。これがあることで縦方向の伸縮に対応できるようになります。
※写真は別のタイより
あと中綴じはゆるく縫ってます。これも伸縮に対応するためです。
100均のタイなんかは、中綴じ部分をミシンでガガガガッと縫ってしまっているので、伸縮に対応できないのがほとんどだと思います。
それっぽく形にできるようになったので、次はいよいよシルクでの制作です。
◆課題
・たるみ糸をしっかり作る。
・糸の縫い終わりの始末を綺麗に。
0 件のコメント:
コメントを投稿